クルサードの問題について

スーパーアグリの参戦問題が気になる昨今のＦ１界であるが、私がいちばん気になるのはデビットクルサード（以下ＤＣ）の動向である。

といっても、私は彼のファンではないので、熱心に動向を追っているというわけではない。どちらかというと、「ペヤング」と呼ばれる四角い顔に、なぜだか嫌悪感を覚えるほうである。

そういう批判的な目で見ているからかもしれないが、今年まだ無得点のＤＣは、そろそろ後進に道を譲ったほうがいいのではと思ってしまう。

というのも、今年のＤＣはほかの車との接触が多い。彼は、自分はいままでどおりに運転しているだけで、他のドライバーが無理な追い越しをしてくるといっている。

その言葉に、問題の本質が隠れている。つまり、ＤＣは「遅い」のだ。だから、後ろを走っている車がスキを見て抜きにくる。ＤＣはその状況が理解できないのであろう。抜かれるのに、慣れていないのかもしれない。

チームメイトのウェーバーは、今年すでに３回入賞して８ポイントを獲得している。差は歴然としているのだ。

１３勝を記録している偉大なドライバーが、こんな状況にしがみつく意味がわからない。ＤＣの名は、これ以上高まることはないのだし、シーズン途中ではあるが、後進に道を譲ったほうがいいと思うしだいである。

もう一人、引退勧告をしたいドライバーがいる。バリチェロである。パトレーゼ様の参戦記録に並んだそうであるが、もうそれで十分ではないかと思う。スーパーアグリが参戦を中断した場合、ホンダに佐藤琢磨を呼び戻し、将来のないバリチェロは勇退すればいいと思うのは私だけであろうか。