お天道様が見てる [免疫]
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」といったのはツービートだが、今回の姉歯「偽造」問題は、みんなで悪事をすれば怖くないといった感じであろうか。
赤信号は、無視してもその場だけの問題ですむが、マンションやホテルの偽造は、建物がずっと残るので、影響は大きい。
日本自律神経免疫治療研究会の福田稔理事長は、最近の著書(『免疫を高めて病気を治す「生き方革命」』など)
では、よく「神様」の話をされている。この場合、特定の神様というよりは、「天」とか「お天道様」といった概念に近いものを指すと思われる。
「お天道様が見てる」といった感覚は、個人個人のモラルというか良心の問題であって、なにか悪いことをしようと
するときに、踏みとどまる力になっていると思う。
しかし最近の日本では、「ばれなきゃいい」「みんなやっているから大丈夫」といった、刹那的な考え方が蔓延しているといわざるを得ない。その端緒が「赤信号・・・」だったのであろうか。
姉歯氏も、ほかの登場人物に比べれば、まだまともな心が残っているような感じがした。しかし、自分で偽造をしておいて、「検査で見つかると思った」と、人に問題を転嫁するのはよくない。
天網恢々疎にして漏らさずである。
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