仰木監督の死を悼む [免疫]
オリックスの仰木監督が亡くなった。
今年の新年会で、福岡県のある医師から、「仰木監督はガンだった」と聞かされていたので、今年のシーズンは大丈夫だろうかと心配していた。
野球の監督はかなりのストレスがかかることは間違いない。周囲からのプレッシャーもあると思うが、移動によるストレスもすごい。心身ともに体が休まることがないのである。
阪神の星野前監督も、高血圧に苦しんでいた。巨人の長嶋元監督も、監督を辞めてからではあるが脳梗塞で倒れたのは記憶に新しい。
心身への過度なストレスが、ガンの原因になるということは、日本自律神経免疫治療研究会の福田稔理事長と、新潟大学大学院医学部の安保徹教授が唱える「福田ー安保理論」をご存じの方なら、常識だと思う。
多分、仰木監督も「監督業によるストレス」が肺ガンを招いたと自覚していたと思う。「グラウンドで倒れるなら本望」という言葉は、本当に覚悟しての言葉だったのではないだろうか。
昨年、球界再編問題でプロ野球は危機に立たされ、オリックスも揺れていた。仰木監督はプロ野球界のため、自らの命を差し出したとしか思えない。このような生き方ができるものであろうかと、自問自答した。
安らかにお休みいただきたいと、心から思う。
コメント 0