次郎坊＠牧志第一公設市場2階

1日目の夜は、沖縄そばを食べようと思っていた。自宅にあったガイドブックには、三越の裏に「沖縄そば博物館」があり、そこには御殿山が入っているという。

御殿山は首里にある有名店だが、行ったことはなかったので、そこにしようと心に決めつつ、まずは牧志公設市場を冷やかしに行った。

公設市場にも行ったことはなかった。もう18時を過ぎていたが、まだ開いているようなので、とりあえず歩いていったのである。

中は意外と狭く、観光客もまだたくさんいて、活気があるという感じではなかったが、さびしくもなかった。エスカレーターがあったので、なんとなく2階に行くと、全体が食堂（とお土産屋）になっていた。

エレベータを降りたところで、きれいなお姉ちゃんがメニューを持って客引きをしていた。心が動きかけたが、とりあえず２階を一周してみた。

すると、エレベータの反対側の店は、すでに閉まっていた。で、狭い市場内を一蹴して戻ってきたら、またきれいなおねえちゃんが私ににっこりと微笑む。それで、その店に入ることにした。



驚いたのは、店の従業員は全員女性で、しかもみんなきれいなのだ。市場の中だから、決して高級店ではないのだが、きれいどころがそろっているのである。

那覇にはきれいな人が多いのではないかというのは、その後、国際通りをブラブラしていても感じた。飲食店の前で客引きをしている女性が、みんなそれぞれ個性的で、きれいなのである。あんまりじっと見ているのも変なので、チラチラッと見た印象ではあるが。

話を次郎坊に戻すと、メニューはそれほど豊富でもなく、安くもなかった。が、もう座ってしまったので、いまさら逃げられず、

・オリオンビール（生）
・ふーちゃんぷるー
・沖縄そば（小）

を注文。そばを小にしたのは、博物館に行く気があったからである。



ふーちゃんぷるー

沖縄にはいろんなちゃんぷるーがあるが、私はふーちゃんぷるーがいちばん好きである。ふの食感がいい。

この店のふーちゃんぷるーは、大衆食堂っぽい味で、とてもよかった（ちょっと味が濃いということ）。


沖縄そば小

こちらは、なんだか印象に残らない味であった。ラーメンも、中華食堂ではなく、専門店に行かないと満足できないように、沖縄そばも専門店に行ったほうがいいのだろう。しかし、沖縄に来てまで「ふーちゃんぷるーとごはん」ではもったいないので、これはこれでOKか。

一つ一つの値段は覚えていないが、3点で1450円だったと思う。妥当な値段だと思う。

さて、沖縄そば博物館だが、携帯で営業時間を調べてみたら、すでに豊見城に移転していることがわかった。できて2年くらいのはずだが、もう移転とは驚いた。

というわけで、その日はそれで夕飯は終わりになった。