タヌキが出た

14日（この日は桜田淳子の誕生日である）の朝のことである。ふと庭を見ると、太ったネコがお尻を向けていた。色は黒に白が混じった感じ。

「こんなネコ、この辺じゃみたことないな」と思って見ていたら、そのネコが振り返ったので目があった。

すると、顔が全然違う。丸顔で、目のまわりは黒い。

「タヌキだ！」と思い、写真に撮ろうと、慌てて携帯を取りに行った。

しかし、そのわずかの間に、庭からいなくなってしまい、撮影に失敗した（庭が狭いもので）。

私の住んでいるひばりヶ丘には、タヌキが住んでいるという噂は聞いたことがある。「噂は本当だったんだ」と思うと同時に、「まさか、自分の家に出るとは！」

このところ、農地が宅地化されることが多く、タヌキも住みにくくなっているのかもしれない。

それ以降、「今度は撮影に失敗しないぞ」と思いながら、できるだけ庭を見張っているのだが、まだ再会を果たせないでいる。