『旅と鉄道』、ついに休刊!! [鉄道・旅行]
私が1番好きだった雑誌、『旅と鉄道』(略してタビテツ)が、1月10日発売の2月号を最後に、休刊が決まった。
1971年創刊。確か、1974年ころから読んでいた。
タビテツは、「鉄道で旅する」内容の雑誌である。雑誌『旅』とも、『鉄道ジャーナル』とも違う。まさに、「乗り鉄」のための雑誌だったのである。
しかし、冒頭で「一番好きだった」と書いたように、最近は一番ではなかった。
タビテツは、創刊以来、季刊だったのが、1年半前から月刊になり、その影響か中身が薄くなってしまったのだ。
以前は、「東北地方の鉄道乗りつぶし」とか、「日本を夜行列車で縦断する」といった、「乗り鉄がやりたくてもやれないような鉄道の旅」をやってしまう企画が多かった。食べ物情報も、地方の名店が出てくることはほとんどなく、駅ソバや駅弁についてが多かったのである。
実際に役立つ情報も多く、まさに「乗り鉄にとってのバイブル」だったと思う。
それが、月刊化されてからは大型企画はなくなり、チマチマとした企画が多くなった。2ページくらいの短い記事がふえた。「何とか線の各駅に下車した」とか、「何とか駅の近くの名店」とか、この雑誌でなくても載っていそうな内容が多くなったのである。それは、コアなファンには物足りない内容であった。
書き手も、鉄道に詳しくない人が多くなり、まったく鉄道と関係のない記事も載るようになった。
さらに、「中国から見た日本」といった、「何でここに載っているのか」わからない連載もあり、「もしかしたら、誌面を埋めるだけで精一杯なのでは」と思わされることもあった(一般に、連載はつまらなかった)。
『鉄子の旅』に代表されるように、鉄道ブームといわれる昨今、タビテツも月間化という勝負に出たのだと思う。そのため、読者層を広げようとして失敗し、コアな読者まで失ってしまったのが、休刊の理由であろう。
私と同じような感想を、妻も持っていた。「タビテツが休刊するってよ」と妻にいったら、「最近、つまらなかったからね」と返されたのだ。
妻は「鉄」ではないので、「なんでわかるの?」と聞いたら、「あなたがその辺に置いておくから、ときどき読んでいたの」とのこと。知らなかった。「最近は、読むところがなかった」とのことであった。
編集長によると、体制を立て直して復活を目指しているとのことである。季刊に戻してもいいから、中身の濃い雑誌にして、再出発してほしいと思うしだいである。
1971年創刊。確か、1974年ころから読んでいた。
タビテツは、「鉄道で旅する」内容の雑誌である。雑誌『旅』とも、『鉄道ジャーナル』とも違う。まさに、「乗り鉄」のための雑誌だったのである。
しかし、冒頭で「一番好きだった」と書いたように、最近は一番ではなかった。
タビテツは、創刊以来、季刊だったのが、1年半前から月刊になり、その影響か中身が薄くなってしまったのだ。
以前は、「東北地方の鉄道乗りつぶし」とか、「日本を夜行列車で縦断する」といった、「乗り鉄がやりたくてもやれないような鉄道の旅」をやってしまう企画が多かった。食べ物情報も、地方の名店が出てくることはほとんどなく、駅ソバや駅弁についてが多かったのである。
実際に役立つ情報も多く、まさに「乗り鉄にとってのバイブル」だったと思う。
それが、月刊化されてからは大型企画はなくなり、チマチマとした企画が多くなった。2ページくらいの短い記事がふえた。「何とか線の各駅に下車した」とか、「何とか駅の近くの名店」とか、この雑誌でなくても載っていそうな内容が多くなったのである。それは、コアなファンには物足りない内容であった。
書き手も、鉄道に詳しくない人が多くなり、まったく鉄道と関係のない記事も載るようになった。
さらに、「中国から見た日本」といった、「何でここに載っているのか」わからない連載もあり、「もしかしたら、誌面を埋めるだけで精一杯なのでは」と思わされることもあった(一般に、連載はつまらなかった)。
『鉄子の旅』に代表されるように、鉄道ブームといわれる昨今、タビテツも月間化という勝負に出たのだと思う。そのため、読者層を広げようとして失敗し、コアな読者まで失ってしまったのが、休刊の理由であろう。
私と同じような感想を、妻も持っていた。「タビテツが休刊するってよ」と妻にいったら、「最近、つまらなかったからね」と返されたのだ。
妻は「鉄」ではないので、「なんでわかるの?」と聞いたら、「あなたがその辺に置いておくから、ときどき読んでいたの」とのこと。知らなかった。「最近は、読むところがなかった」とのことであった。
編集長によると、体制を立て直して復活を目指しているとのことである。季刊に戻してもいいから、中身の濃い雑誌にして、再出発してほしいと思うしだいである。
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