西武の企業体質

私は20年近く西武線沿線に住んでいるが、西武鉄道はキライである。私は、親会社の体質は子会社に受け継がれると思うので、西武ライオンズもキライである。西友へ行って、松崎しげるの歌声が流れていると、そこから逃げ出したくなる（最近、ライオンズはあまり強くないので、シゲルマツザキの歌声はあまり流れていないが）。

そこへ、今回の裏金問題である。楽天の一場問題を、なんの教訓にもしていない。バレなければいい、自分たちだけよければいいのではないか。

私が西武鉄道をきらいな理由もそこにある。鉄道という公共事業を行っていながら、沿線の整備に力を入れない。いま細々とやっている事業は、税金と沿線住民から徴収した金を使っている。それでも、私が住んでいるひばりヶ丘は、利用者数に対して輸送力が著しく低いエスカレーターしかないホームを持つ駅舎を新築しただけで、高架化の予定すらない。

20時以降になると、下り電車の数がへってしまう。しかし、日本人が夜型になっているためか、ヘタをするとラッシュ並みの混雑に遭遇することになる。利用者の利便性よりも、金勘定ばかり考えているから、サービスが向上しないのではないか。

社会性が低いから、こうなる。球団社長も、社会の反応よりも、親会社のほうばかり見ているように思える。