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『日本の名列車』 [書評]

なんとなく、竹島紀元氏の新書、『日本の名列車』(祥伝社)を読んだ。私は「歴史小説しか読まない」と決めてあるのではないかというほど、ほかのジャンルの本は読まない。でも、鉄道物はときどきよみたくなる。まして、竹島紀元さんの本である。

日本の名列車

日本の名列車

  • 作者: 竹島 紀元
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 新書

この人は、鉄ちゃんの間では、「鉄道ジャーナル社」の社長、『鉄道ジャーナル』『旅と鉄道』の編集長として、とても有名である。

私は、『旅と鉄道』が、日本の雑誌の中で一番好きである(その理由はいつか書きたい)。竹島氏はもうかなりご高齢で、ほとんど記事を書くことはないが、昔はよく書いていたようである。

この本は、そういった昔の鉄道ルポから、3年前のルポまで、竹島氏の代表的な鉄道紀行文を集めたものである。

で、読んで驚いた。とくにSLに同乗したときのルポで感じたのだが、文章がとても力強く、リズム感もあり、臨場感がものすごいのだ。

最近の旅と鉄道を読んでいても、これほどの書き手の文章は読んだ記憶がない。

あっという間に完読したしだいである。


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コメント 2

cookie

女性の鉄道ファンも多いみたいですね。
「女子鉄」でしたっけ・・・
by cookie (2007-03-11 02:30) 

ルナトラ

cookieさん、コメントありがとうございます。
一般に、「鉄子」と呼ばれているようです。作家の酒井順子さんも、鉄道好きですね。
ただ、私がときどき「乗りつぶし」にいっても、それらしい女性の姿は見たことがありません。
by ルナトラ (2007-03-11 16:06) 

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