阪堺電車を制覇 [鉄道・旅行]
23日、以前から気になっていた、「阪堺電気軌道」を乗りつぶしに行った。これは、いわゆる「チンチン電車」で、大阪の南部と堺市を結んでいる。1両での運転が基本らしい。
地下鉄・恵美須町駅から地上に出ると、すぐ目の前に阪堺電車の駅があった。ちょうど電車が出たばかりで、ホームには人影はなかった。
ホームは3面2線。まん中のホーム支柱にはレールが使われていた(ように思う)。
切符売り場はない。車内の運賃箱に入れるのである。私はホームの駅員控え室に行き、TAKETAKE(てくてく)きっぷ(600円)を購入。
けっきょく780円分乗ったので、180円トクしたことになる
乗車する日を、自分で削って使用。余計に削ると無効らしい
日中は、12分おきに運行されている。発車時刻間際に、折り返しの電車が到着。
思っていたより新しい車両。おじいさんが孫に電車を見せていた。
通天閣を横目に見ながら、11時3分に出発。
ネオン募集中とのこと
実は、けっこう詳細なレポートをケータイにメモしてあったのだが、出発するまででこれほどのボリュームになってしまったので、あとはできるだけはしょりたいと思う。
恵美須町を出てしばらくは、専用軌道を走る。標準軌(線路の幅が新幹線と同じ)で、複線で直線区間が多いので、かなりぜいたくな印象を受ける。
途中で併用軌道(車と同じ場所を走ること)になる。
我孫子道駅の横には、車庫があった。阪堺電車の本社もある
大和川の鉄橋。立派な鉄橋だった
車内は、お彼岸のためかご老人でほぼ満席だった。堺市内は駅の近くにお寺が多いようである。東湊駅で、大量の降車があり、一気にすいた。
11時51分、終点の浜寺駅前着。ホームは1面しかなかった。
こじんまりとした駅。道をはさんで反対側に浜寺公園があった
南海の浜寺公園駅が間近に見えた。徒歩3分ぐらいとのこと
1201発の電車で引き返した。車内は5〜6人ほど。
行きと同じ席に座った。行きは運転席横だったので、帰りは最後尾である。
アクセルとブレーキ一体型の運転台。速度計は80キロまであるが、50キロくらいまでしか出さなかった
住吉駅で下車(12時30分着)し、住吉公園駅まで歩いた。路線図を見るとわかるが、住吉と住吉公園間は、一駅付きだしている。ここを残すのはイヤだが、接続は悪く、歩くことにした。実際、徒歩3分くらいだった。
http://www.hankai.co.jp/rosen.html
南海の住吉大社駅のすぐ横に住吉公園駅はあった。
住吉公園駅からは、天王寺駅前行きに乗った(12時38分発)。こちらの路線のほうが、賑やかな土地を走っていて、車内も混雑していた。天王寺駅前に着くころは、混雑率150%という感じであった。
12時54分に天王寺駅前に到着。繁華街のまん中に駅があった。
ホームは2面、線路は1本。
土地が狭いからしかたないのだろうが、始着駅のなかでいちばん乗降客が多いだろうに、いちばんせせこましかった。
というわけで、2時間弱で全線を制覇した。今回、時間がなかったので駆け足だったが、この沿線には「ザビエル公園」だの「安倍晴明神社」だの「住吉大社」だの、興味深い史跡が多かったので、てくてくきっぷを使ってまた乗りたいと思った。
コメント 0