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九州乗りつぶしの旅まとめ 鉄三景 [鉄道・旅行]

8月に、「九州乗りつぶしの旅 第1日」などと書いて、さも続きそうにしていたが、3ヵ月以上放置してすみませんでした。

前回の記事を書くのに1時間以上かかってしまい、全部書いたらどうなってしまうのかと思うと、かけなくなってしまったのです。いいわけすると。

やっと一念発起して、収束させる記事を書くことにしました。

今回の行程は、以下のとおりでした。

1日目
博多→鹿児島中央→(鹿児島市電全線乗りつぶし)→枕崎→鹿児島中央

2日目
鹿児島中央→国分→吉松→都城→吉松→人吉→湯前→八代→熊本→健軍町→熊本

3日目
熊本→三角→熊本→博多→姪浜→西唐津→唐津→伊万里→佐世保→有田→伊万里→山本→佐賀→鳥栖→小倉

4日目
小倉→大分→由布院→日田→田川後藤寺→新飯塚→田川後藤寺→金田→田川後藤寺→小倉→企救丘→小倉

である。これで、乗りつぶしオンラインでデータは以下のようになった。


JR乗車キロは16391.4km (乗車率: 82.03%)。乗りつぶしオンラインでは1540位 / 16977人中。

JR九州乗車キロは2077.7キロで91.408%。

私鉄乗車キロは44918.5km (乗車率: 65.5%)。乗りつぶしオンラインでは756位 / 10562人中。


データばかりでつまらないと思うので、今回見かけた「鉄」3人について、記しておきたい。

1日目。指宿枕崎線の終点、枕崎駅に降りたのは、私と、もう一人の鉄だけ。

PA0_0006.JPG
枕崎駅には、駅舎がなかった。


彼が鉄であることは、動きを見ていればわかる。なにしろ、私と動き方が似ているのだから。


事件?は、枕崎からの帰りの列車内で起こった。枕崎1825発の山川行きは2両編成。私は、後ろの車両の一番後ろのボックス(進行方向左側)に座っていた。

そこに現れたのが、もう一人の鉄(推定年齢40代)。彼は、車両の前方から、全ての窓のブラインドを上げながらやってきて、後ろの車両の一番後ろのボックス(進行方向右側)に座った。

車内には私と彼しかいないのに、わざわざ真横の席に来たのである。ちょっと気持ち悪いが、私は彼の考えていることがわかった。

・2両編成の後ろの車両に乗るのは、二両編成のワンマン列車だと、前の車両で乗り降りするので、後ろの車両のほうが落ち着くし、空いている。一番後ろに座るのも、同じ理由。

・ブラインドを上げるのは、特に携帯の普及以降、ちょっとまぶしいとブラインドを下げられることが多くなったから。これをやられると、景色が見えなくなって本当に腹立たしい。

・進行方向右側に座ったのは、開聞岳や海はそちら側に見えるから。私が左側に座ったのは、往きにそっち側に座ったから(彼との考え方の相違)。

行動は理解できたが、ちょっと気持ち悪かったので、私はひとつ前の席に移動したしだいである。


2日目。

吉松1148発の「しんぺい2号」に乗ったときのことである。

この列車は、JR九州自慢のトロッコ列車。でも私は、こういう観光列車がキライである。ちょうどいい時間に、この列車しか走っていなかったので、しかたなく乗った。

なぜキライか。こういう列車には、家族、あるいは友人同士のグループで乗っている人が多く、そういう人たちの中には、車窓に全く興味がなく、ただ騒いでいるだけ、孫と遊んでいるだけ、見たいな人がよく見られるからである。私が「田舎者」と呼んでいる、「内輪だけが世界で、そのほかの人たちに対する配慮がない」人が大量に発生していることが多いのだ。

今回、その犠牲になったのは、30代くらいの鉄。彼が、吉松駅で「しんぺい2号」に乗ってきたとき、彼が座るべき席はなかった。彼が指定されていた席は、4人用のボックス席の窓際だったが、そこには3人連れの親子が座っていた。しかも、彼らはテーブルいっぱいにお弁当を広げていたのである。

その家族連れは、鉄に気づいたはずだが、席を立って彼を座らせようとはしなかった。そのままお弁当を食べ続けたのである。彼の席の前の分だけ片付けるとか、「ちょっと待ってもらえますか」とか、そんなことはない。

かわいそうな鉄は、席に座れないままで列車は発車。でも、彼は途中で気づいた。そんな窮屈な席に座るより、立って、車内を好きに動き回って車窓を見るほうが快適なことを。だから、一応、車掌さんには抗議していたが、それほど強い調子ではなかった。

その家族連れは、実はジジババといっしょだった。そのジジババは、自分たちの席に座らず、「しんぺい2号」にある共用の展望席を占拠。そこで孫と遊んでいた。「日本三大車窓」で列車が止まっても、全く景色に興味を示さない。完全に、他の客の邪魔になっていた。孫をあやしたいなら、家でやってほしい。

PA0_0118.JPG
日本三大車窓。天気が悪く、霧島は見えない。ジジババは、そこまで見切っていたのか?


3日目。

博多から地下鉄に乗り、姪浜駅を出発したときのことである。地下鉄は、ここから地上を走る。私はいちばん前の車両に座っていたのだが、対面にいたおじいちゃん(推定年齢70代)が、スッと席を立って、運転席の横の窓にかじりついた。あまりにもストレートで迷いのない動きに、感心したしだいである。

以上が今回の九州乗りつぶしの旅で見た「鉄三景」である。
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コメント 2

所長

待ちかねておりました!
文章の構成、流れの良さはさすがです。
マネしようと思いますが、うまくいきません。
お手本が少ないと困りますので、また書き込んでください。
 ありがとうございました。
by 所長 (2011-11-30 11:34) 

ルナトラ

ほめ殺しと思えるほどのお言葉、ありがとうございます。お手本になれるかどうかは自信ありませんが、できるだけさぼらないようにしたいと思います。
by ルナトラ (2011-11-30 11:42) 

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