ハイク・ガイと福田稔 [免疫]
ちょっと前の話になるが、『ハイク・ガイ』という小説の作者、ディヴィッド・G・ラヌー氏の出版記念トークショーに出たことがあった。
アメリカ人の俳句研究家が書いた、俳句入門小説。
トークショー自体は、通訳役の人に「アーウー」が多くてわかりにくかったが、その中に気になった言葉があった。
この小説の主人公、「出っ歯」君が、小学生のころ、カソリック系の修道女に引率されていたときのこと。道を渡るときに、次のように言われていたそうである。
「STOP LOOK LISTEN」、つまり「止まる、見る、聞く」。
出っ歯は、後から考えると、このときに俳句の真髄を学んでいたということである。
似たようなことは、日本自律神経免疫治療研究会の福田稔理事長の講演でも聞いたことがある。
福田医師は、講演の中で、「日本のファーブル」、熊田千佳慕さん(写実的な昆虫画を描く100歳近い画家)の言葉、
「見て、見つめて、見極めて」
を引用した後、自分の治療法の真髄は、
「人を視て看て診る」
と語っている。
達人たちの言葉に、なんと共通点の多いことか。川上哲治氏の「ボールが止まって見えた」は違うかもしれないが、なにごとも、「よく見る」ことが大事だということだと思う。
追記 熊田さんがお亡くなりになったそうです。ご冥福をお祈りいたします。
アメリカ人の俳句研究家が書いた、俳句入門小説。
トークショー自体は、通訳役の人に「アーウー」が多くてわかりにくかったが、その中に気になった言葉があった。
この小説の主人公、「出っ歯」君が、小学生のころ、カソリック系の修道女に引率されていたときのこと。道を渡るときに、次のように言われていたそうである。
「STOP LOOK LISTEN」、つまり「止まる、見る、聞く」。
出っ歯は、後から考えると、このときに俳句の真髄を学んでいたということである。
似たようなことは、日本自律神経免疫治療研究会の福田稔理事長の講演でも聞いたことがある。
福田医師は、講演の中で、「日本のファーブル」、熊田千佳慕さん(写実的な昆虫画を描く100歳近い画家)の言葉、
「見て、見つめて、見極めて」
を引用した後、自分の治療法の真髄は、
「人を視て看て診る」
と語っている。
達人たちの言葉に、なんと共通点の多いことか。川上哲治氏の「ボールが止まって見えた」は違うかもしれないが、なにごとも、「よく見る」ことが大事だということだと思う。
追記 熊田さんがお亡くなりになったそうです。ご冥福をお祈りいたします。
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