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今期のF1の感想 [F1]

もうすぐ発売期間が終わるが、racing on 5月号は、マンセル特集である(マンセルファンは、書店へ急げ!)



Racing on (レーシングオン) 2009年 05月号 [雑誌]

Racing on (レーシングオン) 2009年 05月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ニューズ出版
  • 発売日: 2009/04/01
  • メディア: 雑誌




なぜ、今マンセルか?

これは、ここ数年(十数年?)のF1が、車の出来不出来で初めから勝負が決まっていて、ドライバーの腕による差が出にくかったから、マンセルのような腕一本で魅せるドライバーを取り上げようと思ったにちがいない。




ところが、今年のF1、レギュレーションの変化に伴い、各チームの勢力図が変わった。そして、ドライバーの腕の比重が、高くなっているように感じられる。


それが端的にわかるのが、各チーム内でのドライバーの成績である。ナンバーワンと、セカンドドライバーの差が、あからさまに出てしまっているのだ。


それが顕著なのが、中嶋一貴、ピケジュニア、コバライネン、マッサ、ウェーバーなどの面々。相棒に、大きく差をつけられている。


特に中嶋一貴は、先日のトーチュウ紙面でマッチが指摘していたように、よっぽどがんばらないと今期限りでシートを失うであろう。バーレーンでもただ一人リタイアしており、心配である。ちなみに、今日のリタイアの原因は、車の不具合だったらしい。自分に責任はなくても、後にはリタイアという事実しか残らない。去年よりも成績が落ちているし、ほんとうに危ないと思う。


また、車のよさに隠れてわかりにくいが、バリチェロも、4戦3勝しているバトンに、大きく差をつけられている。



バリチェロは、祖国の人たち待望の、ブルーノセナ(アイルトンセナの甥)を追い落としてシートを獲得したが、それでこの体たらくはどうしたことか。自分がシートを獲得したことを喜んでいるのは、自分とロスブラウン(と少数のファン)だけで、多くのF1ファンは、ブルーノセナを見られなくて落胆したことを感じてほしい。ブルーノセナが、速いドライバーかどうかはわからないが、どうせ遅い同士なら、フレッシュな顔を見たいではないか。


もう一つ、車はいいのに結果が出ない(優勝できない)のが、トヨタである。私は、これはドライバーの力量不足ではないかと疑っている。トヨタほどの資金力があれば、どんなドライバーでも獲得できるはず。しかし、なぜかツルーリを何年もナンバーワンに据えている。


もしかしたら、「遅いドライバーでも、トヨタ方式でやれば優勝できる」ということを示したいのかもしれない。ドライバーも、歯車の一つ。組織力で勝てると。


今期、レッドブルに初優勝をもたらしたベッテルについて、CSフジの放送では、「レッドブルの好成績は、ベッテルの力では」と指摘されていたが、かほどに、今期のF1ではドライバーの力量が重要なのだと思う。


トヨタは、早いうちにドライバーを入れ替えたほうがいい(規則上可能かどうかはわからないが)。特に、小林カムイを早くレギュラーに昇格させてほしいと思う。


いろいろ文句を書いたが、今期はおもしろくなっていると思う。ホンダも、悪い時期に撤退したものだ(見方によっては、ホンダエンジンがメルセデスに変わったから好成績につながったとさえいえる)。トヨタが撤退しないよう、1勝くらいはしてほしいとも思う(もしかしたら、1勝に満足してやめてしまうかもしれないが)。


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