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ラーメン屋の空気 [ラーメン]

先日、本郷三丁目にあるラーメン屋に行ったときのことである。

21時過ぎであったが、店は全席埋まっていた。
この店は、カウンターのみで、8席しかない。人気店なので、待たされることはたびたびある。

そういうときは、店の人たちの進捗状況をすばやく観察する。その日は、もうすぐ食べ終わりそうな人が多く、すぐに席が空いた。

私の隣にいた男女二人連れは、男はもう食べ終わりそうな感じだった。この二人、話を聞いていると、つきあっているわけではなく、近くにあるT大の学生らしいことがわかった(カウンター席で話していることは、他人に聞かれてもしかたない。別に盗み聞きしようと思ったわけではないが、ずっと何か話していたので)。

T大だと思ったのは、「研究がどうのこうの」と、理系っぽい話をしていたから。カップルではないと判断したのは、男の声が上ずっていたことと、見た感じ経験が少なそうだったから(まあ、見ればだれでもわかることだが)。

で、その2人だが、なかなか帰らない。男は私が隣に座って間もなく食べ終わり、上ずった声でずっと話している。女も、しばらくして食べ終わったのだが、2人とも席を立とうとしない。

空のラーメンどんぶりを前に、仲よく談笑を続けているのである。そのうち、セルフサービスの水をお替りしたりして。

そういうことは、店を替えて、あるいは大学に戻ってやってもらいたい。

なんとその2人、私がラーメンを食べ終わっても、まだ居座っていたのである。

若い二人の微笑ましいエピソードかもしれないが、ラーメン屋は店主と客の真剣勝負の場所であるのだから、やはり食べ終わったら適当なところで切り上げるべきである。

今の言葉でいうと「KY」ということになるだろうが(ちょっと古いが)、私はこの2人を「田舎者」と呼ぶ。「田舎者」とは、「自分のムラ社会の中だけの人間関係にしか注意を払わない人たち」のことと定義している。この2人は、「自分の2人だけのムラ社会にしか注意を払わない」田舎者であった。こういう人は意外と多いと思う。




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