沖縄やんばるのヘビ [書評]
名護博物館で、『名護やんばるのヘビ」という小冊子を発見し、即座に購入した。
名護博物館発行。初版1985年、2刷2004年。200円
この本は、1985年に同館で行われた企画展にあわせて発行されたらしい。全部で17ページくらいしかないが、そこに「ヘビへの愛」が充満している。
原稿執筆は3名で担当し、沖縄にいるヘビの全種類についての説明(毒の有無についても)、どの島にどのヘビがいるかの解説、そして「ハブ酒の作り方」が詳しく書かれている。
沖縄には、ハブ以外にも多くのヘビがいるとわかった。都会っ子の私はヘビ年であるがヘビが苦手である。水辺にはヘビが多いとのことなので、喜如嘉の滝に行ったときに遭遇しなかったことをラッキーに思った。
とくに参考?になるのがハブ酒の作り方である。簡単に途中まで要約すると、
1.いきのいい元気なハブを用意する(脱皮前はだめ)
2.生きたハブの口に水道水をそそぎ込み、胃や腸の内容物を洗い流す(そのとき、手でのど元から肛門まで強くさする)。
3.ハブの体をスポンジで洗う。
4.口からスポイトでアルコールをそそぎ込む。4〜5回くり返すと非常に弱ってしまい、死んでしまうものも出てくるが、それはそれで差し支えない。。。
全部は書かないが、非常に実用的で、親切な原稿である。何度も作ったことのある人でなければ書けないと思う。私も見習いたいと思う。
このほかにも、
・体全体をまるく形を整えて、びんにつめ込み、古酒を1〜2升たたき込みます
・もうこの段階で生きているハブはまずいないでしょう
・このにおい(なまぐささ)が気になる人は、ラム酒でつくってみたらどうでしょう
といった魅力的なフレーズが並んでいる。
それにしても、「生きたハブの口に水道水をそそぎ込め」といわれてもねえ・・・。
ハブ酒・・・元気が出そうですねぇ。
さっき、お昼休みに、スッポン鍋を食べたらムラムラしたって話で
盛り上がったんですけど、ハブ酒もキそうですね!
でも、わたしもヘビは嫌いです~~~!
by ともやママ (2006-04-13 15:05)
この本によると、ハブ酒の効果については、科学的根拠がないそうです。
なのに、なんで作るのか。
気分的なものでしょうかね。
私はスッポンも食べたことがなく、また、食べたくありません。これ以上ムラムラしたら困るし。
by ルナトラ (2006-04-14 20:23)