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フレディの追悼コンサート〜QUEENを見て [ロック・フォーク]

それほどクイーンに思い入れはないが、YAHOOで申し込んだらいい席が取れたので、夫婦で横浜アリーナへ行き、クイーンのコンサートを見てきた。

オリジナルメンバーはブライアン・メイとロジャー・テイラーの2人だけだし、「ビートルズでいえばジョージ(ジョン?)とリンゴか」とか、「歌のうまいボーカルのカラオケ大会のようなものか」などと思っていた。

コンサートは、25分遅れで始まった。私はポールロジャースという人を知らなかったが、「本当に歌のうまい元気なおじさん」で、ステージを走り回りながら歌い上げていた。とくに違和感もない。

ブライアンとロジャーは、ポールを「ツアー実現に協力してくれた大切なお客さん」として、とても気をつかっている感じが伝わってきた。2人は、日本のファンも、「大切なゲスト」としてもてなしてくれたと思う。

しかし、このコンサートは楽しいだけのものではなかった。それを実感したのがコンサートの前半、ブライアンが一人で「Love of my life」を歌ったときだ。思い入れはないはずなのに、なぜか涙が流れるのである。続いて、「teotoriatte」。 これは、「I was born to love you」とともに、日本のファン向けの趣向だと思うが、もう泣ける泣ける。「teotoriatte」がこんなにいい曲だなんて思ったことなかった。

私も、会場のファンの人たちも、ポールがうまい歌を聞かせてくれたり、ブライアンがポールやファンに気をつかってくれたりするのを見るにつれ、「1人足りない」という思いが強くなって来ていたのである。それがギター1本で歌い上げるブライアンの姿を見ることで、一気にあふれ出したのだと思う。

アンコール前の最後、「Bohemian rhapsody」で、会場のスクリーンにフレディの姿が映し出された。これがとどめであった。正視できないのである。これでハッキリした。このコンサートは、14年遅れの追悼コンサートだったことが。

いわゆるスターが亡くなったとき、もともと身近に暮らしているわけでもないので、悲しいけれども実感には乏しい。CDを聞いたり、DVDを見たりすれば、亡くなる前と同じ姿で存在する。

今回、「クイーン」を見に行き、ブライアンやロジャーの姿を実際に見ることで、「フレディが本当にいない」ことを実感した。いいコンサートでした。「こぶ茶バンドみたいだ」なんていって悪かった。







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